キャリア支援が国際協力

皆さんは何がきっかけで「国際協力」に興味を持ちましたか?

私は、高校3年生の夏にガーナのカカオ農園で働く幼い兄弟のドキュメンタリー番組をたまたま目にしたのがきかっけでした。

その時に、勉強をしたくてもできない子どもたちが世界にはいるということに衝撃を受け、将来、「アフリカの人たちを世界へ送り出すお手伝いをしたい」という夢を持ちました。

そこから周囲の反対はありましたが、付属の大学ではなく国際協力を学べる大学に進学しました。※心配してもらえることは、とてもありがたいです。高校3年生の夏に色々と声をかけて下さった皆さんには感謝です。

そして大学2年生の時に、大学のスタディーツアーでジャーナリストの方と初めてアフリカはルワンダ共和国を訪れました。そこでは、ジェノサイドの現場や生存者の方へのインタビューなどを行わせてもらいました。5日間という短い期間でしたが、ルワンダで感じた復興に向けての人々の活力、そして生存者の方が新たな家族と共に前に進んでいる姿を目の当たりにして「この人たちと共に働きたい」と心の底から思いました。漠然としていた“夢”が“目標”に変わった体験です。

→ さらに詳しい内容はJICA Partnerに寄稿しています。

しかし、就職時期になり、国際協力のキャリア形成に悩まされました。今もまだまだ足りないと思いますが、当時も国際協力のキャリア情報は少なく、ロールモデルとなる先輩もおらず、どうすればいいのかわからない日々を送っていました。

最終的には大学院進学を希望していた研究科の教授に「まずは現場に行った方がいい」と言われ、むしろ自身の迷いを見抜かれ、国際協力の現場に身をおける青年海外協力隊を26歳までに目指そうと決意し、社会に飛び出しました。

そこからは営業職やNPO法人でのファンドレイジングを経て、目標ギリギリの26歳で青年海外協力隊に合格し、西アフリカはセネガル共和国に派遣されることになりました。協力隊では同じく国際協力を志す多くの仲間に出会え、今まで孤独な歩みだったのが一気に開けた感じでした。※協力隊のネットワークはとても価値あるものだと思います。→関連記事

協力隊活動を簡単に説明すると、田舎町の地域センター的なところに派遣され、管轄の村落部に組織されている女性グループの収入創出活動を支援しました。2年間では、ほとんどと言っていいほど成果は残せていないですが、自身としてはとても貴重な経験となり、現在の業務にも大きく役立ってはいます。また、そこでのさまざまな出会いも財産となっています。

ここまで、お世話になったセネガルそしてアフリカへの恩返しをするべく、協力隊活動後もどうにかアフリカの地で働きたいと挑戦をしましたが、自分の力不足もあり、なかなか上手くはいきませんでした。

それでも、どうしたら実現できるかと自身のキャリアを柔軟に再考しながら、試行錯誤し現在のキャリアを歩んでいます。

その中で「将来、国際協力に携わりたい」という学生さん達と話す機会が多くなりました。出会う学生さんは、みんな語学力があり、国際協力への思いも熱いものを持ち、国際協力の方法などの発想や視点も斬新でした。しかしながら、それを社会で発揮する場や機会、方法がわからない学生さんが多く、みな「キャリア形成」に悩んでいることが多かったのです。

学生時代の自分も国際協力のキャリア形成に悩んでいたので、とても共感できました。

そしてその時に、多くの可能性を持った彼・彼女らが望む国際協力のキャリアを実現できれば、それは国際協力を一歩前進させることになると思い、今は、「国際協力をしたい」という人たちのキャリア実現への力になれればと考え、活動をしています。

ただし、キャリアはあくまで自身で決めることなので、私はあくまで決断できるきっかけを提供できればと考えています。これからは、それが私の国際協力です。

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